問題解決事例集

問題・ご要望業態変換による売上UP

解決策

状況:
駅前の居酒屋フランチャイズチェーンの加盟店。オープンから6年経過。
最寄り駅の乗降客数が減少し居酒屋、飲み屋は周辺も含め、のきなみ売上低下。
当店も3年前に比べ売上が70%にまで落ち込んでいる状況であった。

コンサルティング内容:
原因は、乗降客数の激減と飲酒規制の強化。競合店(居酒屋)が周りに多いため、減少した客数の奪い合いで競争激化したことである。
そこで、居酒屋というジャンルを抜け出すために、業態変換を図ることにした。
議論を重ねた結果、アジア創作料理で他の居酒屋との差別化を図ることに決定した。
メインターゲットを男性サラリーマン層から女性グループ、カップルに変更し、メニュー構成は、アジアの各国の本格料理を取り入れ、さらにアジア料理をベースにしたオリジナル料理で構成した。ドリンクメニューもアジアのお酒やカクテル、ノンアルコールカクテルを充実させた。

また、業態変換のタイミングで新たにランチ営業を開始した。
ランチ営業では、毎日駅前でチラシ配りをすることにより集客を図った。夜のメニューを取り入れたランチメニューを手ごろな価格で提供することにより、昼にランチを食べに来てくれたお客様を夜に誘導する戦略を取った。

さらに、接客に関しても、以前の居酒屋のような威勢の良い接客から、少し落ち着いた丁寧な接客に変更した。

コンサルティングのポイント:
完全に居酒屋からの脱却であった。周辺には居酒屋が多く、居酒屋というジャンルの中では差別化を図ってもインパクトに欠けると判断した。

効果:
ランチ営業を含めると売上が3年前の110%に増加した。また、コンセプトを明確にアジア創作料理に変更することで、居酒屋との差別化が図れたため、当初、狙っていた女性客の集客に成功した。さらに、オープン時からアンケート取得に力を入れていたため、顧客情報の取得により、定期的なDM送付も可能となった。また、アンケートにより顧客満足度調査を実施し、改善活動に力を入れることも可能となった。