経営者の役割として「危機管理者」であるべきだという考えがあります。もちろん、いろいろな役割があると思いますが、1つの考えとしては、正しいと思います。こんな時代だからこそ、より一層思うのかもしれませんが。
それでは、会社を危機から守るため、経営者はどのようにしなければならないのでしょうか?
危機管理者としているための条件を、紹介します。
それには、6つの条件があるみたいです。
?よく寝る
いざという時に判断をするのはトップです。的確な判断をするためには、よく寝ることが必要です。
?悪い報告をしてきた部下を皆の前でほめる
良くない情報が上がってこないと危機管理はできません。好ましくない情報が上がってくる体系を作ることが重要です。
?真偽を問わず、第一報を入れさせる
危機が起きているときは、真偽を調べる時間がありません。とにかく、早めに対処できるように少しでも状況を知ることが大切です。
?「犠牲はつきもの」という覚悟を持つ
全てがうまくいくことは、ほとんどありません。会社が存続するために、ある程度割り切ることが重要です。
?自分より優れた人を周囲に集める。
危機の場面でトップが決定を下す時は、自分1人で考えず、助言を得ることも大切です。教えて欲しいという謙虚な気持ちで臨みましょう。
?他人と同じでなくても平然としていられる
大勢に流されることなく、自分の信念で決定できなければなりません。
以上が、危機管理者としての経営者でいるための条件です。
経営者と一言で言っても、年齢、性格、業種、性別など、様々な方がいます。その全ての方に当てはまるとは思いませんが、参考にしてみてはいかがでしょうか?
次にまた、新たな危機がやってくる日が近いかもしれません。それに備えるための努力も必要ではないでしょうか?
(上田 純也)