「知」の結集 ゆびすいコラム

2011.01.28

指導監査について

社会福祉法人においては、指導監査の結果がホームページに公表される都道府県も年々増えています。

指摘事項が多いと園の信用問題にもつながりかねませんよね(*_*; そこで今回は監査対策のポイントの一例をご紹介したいと思います。

1.毎月の給与で支給している手当が、給与規程等で規定されている基準通りに支給されているか整合性を見られるため、規程の整備が必要となります。

2.扶養手当、住宅手当、通勤手当等の各種諸手当を支給されている場合は、申請書が提出されているか、支給の条件を確認できる証明書(住民票記載事項証明書や住宅賃貸借契約書等)が提出されているかを見られるため、各種書類の整備も必要となります。

3.健康診断はきちんと実施されているでしょうか? 健康診断は法律で受診を義務付けられている項目が数多く存在します。

これらの必須項目に一つでも漏れがあると指摘事項になる可能性があります。

また、雇入れ時の健康診断については、大学や短大時代に受診した健康診断書を代用している園をよく見かけますが、診断書の有効期間は3箇月しかありませんので、受診後3箇月を経過している診断書は無効となってしまいます。

さらに、大学や短大時代等の学校で受診する健康診断は項目が少ないケースが多く、項目不足で指摘を受ける可能性もあります。

これらは監査対策のほんの一例に過ぎず、対策すべき事項を挙げると100項目は下りません(>_<) また、日頃から規程や書類の整備をきちんと実施しておくことは、いざ職員とのトラブルが発生した際にも園を守る上で、大きな強みになります。

私たちゆびすい労務センターでは、日々の労務管理のご指導の一環として、監査対策のお手伝いもさせていただいております。

さらに、100種類以上に及ぶ労務関連の様式集もご用意させていただいておりますので、どのような書類を整備したらよいかわからないという場合は是非お気軽にお問い合わせください。

社労事業部  村本 直人