「知」の結集 ゆびすいコラム

2014.06.25

ワールドカップ出場の報奨金と税金

試合が深夜であることから毎日寝不足な日々が続き、コロンビア戦は早起きをして応援された方も多いのではないでしょうか。

私も寝不足覚悟で5時前に起きて観戦しました。

試合は前半に追いついて、その勢いで後半は勝利を期待していましたがグループステージ敗退と残念な結果になってしまいました。

さて、今回のブラジルワールドカップの賞金総額が約586億円であることはご存じでしょうか。

莫大な金額が動き賞金は過去最高額と、はやはり世界一の大会であることがわかります。

優勝国には約36億円、準優勝国には26億円、3位には約18億円が支払われます。また、日本代表の様にグループステージ敗退国でも約8億円となっています。

これは、国際サッカー連盟(FIFA)から日本サッカー協会に賞金が入った後、選手に分配されることになります。

この場合、選手が受け取る報奨金の税金関係どのような取り扱いになっているのでしょうか。

まずこの報奨金には個人に対して支給されることから所得税が課されます。

プロスポーツ選手であれば事業所得、アマチュア選手であれば臨時的な収入として一時所得になります。

なお、オリンピックのメダリストに支給される報奨金は非課税となるのですがそれ以外の報奨金には税金が課されることとなっています。

オリンピックもワールドカップも選手は自分のために出場するのはもちろんですが国を背負って戦い、勇気や希望、感動を与えてくれるのは変わりないので非課税でもいいと思うのは私だけでしょうか。

選手はお金のためにやっているのではないので余計なお世話かもしれませんね。

(野口貴彦)