「知」の結集 ゆびすいコラム

2015.06.15

「酒、タバコに続きアレにも課税!?」

最近暑い日が徐々に増え、ビールやアイス・かき氷がおいしい季節がやってきました。

酒と甘いものには目がない私ですが、先週少し気がかりなニュースが。

今月9日、厚生労働省の有識者懇談会が健康対策の一環として、2020年までにたばこ、酒、砂糖などへの課税強化を求める提言案をまとめました。

厚生労働省はこの提言をもとに今後、実行推進本部を設置し、可能なものから実施していくとのこと。

具体的な課税方法には言及していませんが砂糖へ課税する狙いは、砂糖の過剰摂取による様々な病気を防ぎ、膨らみ続ける医療費を抑え新たな財源を確保するためだそうです。

タバコや酒は「禁煙」や「禁酒」という言葉があるように習慣性のある嗜好品のイメージがありますが、砂糖は個人的に日常品というイメージが強かったのでこのニュースには驚きました。

私も含め甘党でメタボを気にする人にとっては「禁砂糖」を考えさせる話題です。

ただ、砂糖の取りすぎは健康上よくないことは分かるのですが、それなら塩も同じなはず?? 今後砂糖への課税の議論は立ち消えになるのか、それとも他の調味料「さしすせそ」も議論の対象になってくるのか、厚生労働省の今後の動向が気になります。

公益法人事業部(大阪) 辻田 和彦