「知」の結集 ゆびすいコラム

2015.10.16

相続が起こってからの手続き~相続税の概要編~

税理士:「最後に相続税の申告についてですが、申告が必要な場合、相続開始から10か月以内に申告する必要 があります。」
B:「相続税の申告も別に必要なのですね。どういった場合に申告が必要なのでしょうか?」
税理士:「相続税には基礎控除というものがあります。財産の価額がその基礎控除額を超えていれば申告が必要 になります。それは3,000万円と相続人の数×600万円の合計 で計算します。財産がその金額を超えていれば申告が必要になります。」
B:「基礎控除とはいくらぐらいでしょうか?」
税理士:「お父様の場合、相続人がB様とC様のお二人なので3,000万円と2人×600万円の合計で4,200万円となりますね。」
B:「4,200万円ですか。不動産もあるので超えそうですね。」
税理士:「そうですね、必要資料をいただければ相続税の試算ができます。また不動産については遺産分割後、別途登記をする必要があります。」
B:「分かりました。まずは4か月以内に準確定申告が必要になるのですね。準確定申告の手続きと試算をお願いできますでしょうか。」 税理士:「ありがとうございます。では必要書類をお伝えしますのでご準備いただけますでしょうか?準確定申告の準備に取り掛かります。また同時に相続税の試算もさせていただきます。」
B:「分かりました。よろしくお願いします。」
○相続手続きの流れ
 
相 続 の 開 始
↓   
遺言書の有無の確認

相続の放棄・相続方法の選択 (相続開始から3ヵ月以内)

準確定申告 (相続開始から4か月以内)

遺産分割協議・分割協議書の作成

 相続税の計算・申告書の作成      ↓ 納税方法の選択(基本は現金一括納付)・名義変更(不動産登記等)      ↓ 相続税の申告・納税 ~相続税の試算編へつづく~  税理士 冨田 幸裕
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