「知」の結集 ゆびすいコラム

2017.04.26

平成29年度における子ども・子育て支援新制度「技能・経験に応じた保育士等の処遇改善」

平成29年4月1日より、株式会社ゆびすいコンサルティングが発足しました。
これまで指吸会計センター株式会社 経営コンサルティング事業部として皆様の経営をご支援して参りましたが、

今後とも変わらずご愛顧戴きますようお願い申し上げます。

さて、保育士等の処遇改善について内閣府の「子ども・子育て支援新制度 地方自治体担当者向け説明会(平成29年3月14日)」おいて次のような制度の導入が示されました。

(出典:内閣府子ども・子育て本部「平成29年度におけるこども子育て支援新制度に関する予算案の状況について」)

これによりますと、新設される役職である副主任保育士、専門リーダーには一人あたり月額4万円、職務分野別リーダーには一人あたり月額5千円が公定価格へ加算されることとなりました。

 この加算は平成29年度の途中からとなるようですが、4月から遡及して交付される見込みです。

 ただし、それには「4月から実態としてその役職に応じた職員体制が整備されている場合」という限定がつきます。

つまり、

①これら役職の園内での職務分担が明確になっており、該当の職員に対して職務辞令等の発令が行われていること。

②その職種の職務について全職員に伝えている

の状態が満たされた時点から加算額が計算されることになります。

 昨年度末に急に発表になったこの制度のため、園内の組織がこれに適した体制になっていないという園も多いのではないでしょうか?
 そこで、この処遇改善制度に対応するために園内の組織体制を整えてみてはいかがでしょう。
 ・主任と副主任、専門リーダーの職務・職責の分担の明確化(職務分掌)
 ・昇格制度の整備(研修要件だけでなく、人事考課や昇格試験による昇格)
 ・キャリアパスプランの見直し
 ・人事考課制度の整備 

 ・・・など

 株式会社ゆびすいコンサルティングでは「技能・経験に応じた保育士等の処遇改善」の制度による加算を受けられる体制、かつ園内の業務が混乱なく適切に回る組織体制作りをサポートしています。詳しくは下記お問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。

株式会社ゆびすいコンサルティング

中小企業診断士 岩瀬学

教育・福祉事業