- 2024.11.12
- 製造現場のDX化を支援する新会社「Ystec」を設立しました
2024.11.12
株式会社Ystecサイト
株式会社ゆびすいコンサルティング(本社:大阪府堺市堺区、代表取締役:山下泰功、以下「ゆびすいコンサル」)と株式会社ヤマヒロ(本社:大阪府河内長野市、代表取締役社長:木全章仁、以下「ヤマヒロ」)は、2020年10月に共同開発した「製造業向けloTシステム」を拡販すべく、2024年8月23日に新会社「株式会社Ystec(ワイズテック)」を設立いたしましたことをお知らせいたします。なお、loT機器を開発する製造メーカーとコンサル企業が合弁会社で進出する企業は他になく、業界初の試みとなります。
人手不足や生産効率に問題を抱える製造業において、情報の可視化は必須となっています。loTシステムの導入により、情報を可視化し、生産個数や設備管理の状況把握による省力化が可能となります。しかし、中小製造業においては、費用面や導入後の活用方法等に課題があり、loTシステム導入に至らず、DX化が遅れている現状があります。
ゆびすいコンサルは、豊富な経営改善コンサルティングの知見をベースに、ビジネス課題の理解からデータ把握・分析に強みを有し、その先のモデル・システム構築、AI教育を含めた内製化まで、一気通貫でソリューションを提供しています。
ヤマヒロは、建設ファスナー・ネジを製造販売するメーカーで生産機器や工具を自社開発しています。専門メーカーとして培ってきた膨大なデータをベースに、各社製造現場の課題に合わせて最適なloTシステムを開発しています。
中小製造業のDX化を推進するために、この度の新会社の共同設立において、ゆびすいコンサルの強みである経営改善コンサルティングの知見とヤマヒロの製造技術を掛け合わせることで、「各機械設備からデータを収集すること」による「見える化」から「経営改善」へ繋げる「製造業向けloTシステム」の拡販を行います。
新会社「株式会社Ystec」が提供するloTシステムは安価でかつカスタマイズ性に優れており、従来型の大規模な設備投資や、設備の新規導入によるシステム構築ではなく、お客様の既存の機械に対して、「なるべく安価で適合性の高いセンサーを後付けする」事により、既存のサービスと比較し、大幅なコストカットを可能としています。また、導入から見える化までをYstecが行い、その後、ゆびすいコンサルティングが取得したデータを活用し「生産性の向上、人員・コスト削減、経営課題改善」を担います。
40年以上前の設備でもデータ取得が可能。既存の設備を有効活用しながらスマートファクトリー化を実現します。
パソコン、スマートフォン、タブレットから閲覧可能。場所を問わずリアルタイムで設備の稼働状況を把握することが可能です。
基本料金は月額50,000円、1台月額5,000円~(税別)。最小設置台数10台。
ダッシュボード(全設備の稼働状況の把握)…各工場の設備稼働率や運転状況がリアルタイムで閲覧可能。設備ごとの詳細稼働状況の把握…設備ごとの稼働率や停止時間を見える化し、無駄時間を削減。実際の稼働率月別推移<例:loT導入前稼働率(61.74%)➡導入後(92.01%)>…見える化により、設備トラブルや段取り替えのロスが多いことが判明。毎週の生産性向上会議で対策を検討実施。取得可能データ:生産個数、空打ち個数、稼働時間、純稼働率、総稼働率。
loTシステム導入により、ヤマヒロでは余剰人員10名の創出(全従業員数100名)により「外注の内製化」を実現、生産ライン全体の消費電力を30%削減、稼働率30%向上し、生産性が飛躍的に向上しました。
ヤマヒロの自社工場でloTシステムの活用事例を見学可能。導入の流れは、現地調査、見積提出、実地作業、テスト運用、本番運用となります。