問題解決事例集

問題・ご要望債務超過で融資を得ることができた事例

解決策

状況:
繊維業を営んでいるが、近年業績が悪く、現在債務超過の状態。得意先のニーズに応える為、新規事業を始めようと考え、融資を検討しているが、債務超過の状態ではなかなか融資がおりず、資金繰りで悩んでいる。

対応策:
社長様からの借入金が多額に計上されていたため、社長様が会社への債権を放棄。自己資本比率を大きく改善させた上で、新規事業のビジネスプランを社長様とともに作成し、返済計画とともに銀行へ融資の申込を行った。

結果:
法人に計上されていた「繰越欠損金」の範囲内で債権放棄を行ったため、債務免除による多額の利益に対して法人税は課税されず、また自己資本比率が大きく向上。
そのため、銀行担当者による評価も上がり、また、事業計画書による融資資金の使い道、返済計画等の説明により、無事融資を得ることができ、新規事業に現在チャレンジしている。

ポイント:
新規事業の必要性を口頭、又は簡単な説明で金融機関に説明するだけでは、業績悪化会社は融資を得ることはやはり難しいです。
財務体質を改善させた上で、今後の事業計画に裏づけされた数値を提示し、無理のない返済計画をたてることで融資を得ることができた典型的な事例です。