解決策
状況：
キャラクター雑貨を企画販売している年商30億円の企業。しかし、ある時点を境に売り上げの伸び以上に在庫が急増し始めた。管理担当役員は、その原因と解決策を探るべく当社へコンサルティングを依頼された。約１週間の調査後、原因と採るべき解決策が判明した。
コンサルティング内容：
原因は、採算を度外視した商品政策と単品管理ができない販売データにあった。 そこで、単品管理のために、商品コードを新たに設定し、リアルタイムで販売状況が分かるように改善した。また需要にマッチした商品政策を実現させるため、需要を予測し、その予測に基づいた発注スタイルに切り替えた。さらに、これらの仕組みを実現させるための組織や決済権限の変更なども併せて実施した。
コンサルティングのポイント：
今までにない商品アイテムを販売する場合、参考になる過去の販売データが存在しない。そのため、同一キャラクターで単価の安い商品でテスト販売し、その売上データを基に、需要予測を行うようにした。
効果：
この仕組みを開始してから1年。欠品アイテムが減少し、売上高は150％アップ。しかし在庫は前年と同程度の推移を維持できたため、商品回転率が2倍に好転することができた。
