問題解決事例集

問題・ご要望合併後の人事制度、退職金制度の構築

解決策

状況:
4社合併時、人事制度、退職金制度については、時間的な問題から表面的な調整のみで応急的に対応することになった。しかし、合併から1年が経過したころに、人事異動の必要性や処遇格差による従業員の不満から、統一した人事制度、退職金制度の構築の必要性に迫られていた。4社の給与、賞与、退職金のいずれもバラバラで、基本給ベースでは約2倍の格差が生じていた。

コンサルティング内容:
この給与水準をひとつの給料表の中に収め、統一したシステムで運用するため、コース別の等級制度を構築。給料表に収まらない従業員については、昇給させたり、3年間の経過措置の後、減給するなどの措置も制度に含めた。
同様に退職金についても、従来、基本給に連動していた制度を廃止し、新たにポイント制退職金制度を構築。評価に応じて支給額が異なる制度に改めた。

コンサルティングのポイント:
4社の経営者がそれぞれ、会長、社長、副社長、相談役に就任いているため、この4社間での協議に時間を費やし、納得して頂いた上で、制度設計に努めた。

効果:
従来、評価制度も存在せず、年功で左右された給与や賞与は影を潜め、がんばったものが報われる制度となった。今では統一した仕組みに基づいて公平、公正な処遇がなされている。