「知」の結集 ゆびすいコラム

2009.10.06

基金・補助金・負担金・交付金??

先日、ある方から質問を受けました。

「基金って何?」「補助金・負担金・交付金ってどう違うの?」 受け取る側(法人)からすれば、すべて「補助金収入」です。 これでは大雑把すぎるので調べてみました。

ある市のホームページを見ていると、このように定義されていました。

① 補助金とは、一般的には特定の事業、研究等を育成、助長するために地方公共団体が公益上必要があると認めた場合に対価なくして支出するものである。

② 負担金とは、特定の事業について、地方公共団体が当該事業から特別の利益を受けることに対して一定の金額を支出するものをいう。

③ 交付金とは、法令又は条例、規則等により、団体あるいは組合等に対して地方公共団体の事務を委託している場合において当該事務処理の報償として支出する一方的な交付である。

 わかりにくいですが、支払う側では区分けがされている程度の理解でよいのではないでしょうか?  ただし、「補助金」と「委託費」では会計処理や税務上の取扱いが異なる場合がありますので、要綱等をよくご確認ください。  最後に、基金についてですが、最近「安心こども基金」が創設されました。これは、原則として、都道府県が交付を受ける子育て支援対策臨時特例交付金を「基金」として管理し、その運用益(利息)を含めてその目的のために使用(処分)するという制度です。

やはり受け取る側(法人)からすれば、「補助金収入」です。 「財源を確保する」という観点から基金制度を利用しているのかと思っています… とりとめのない話でしたが、他にも似たような表現あると思いませんか?  税理士   赤田 貴志