この不景気中で、今までと同じような経営をしていてはいけないと思う方は大勢いると思います。
人件費を見直したり、経費を節約したり、やれることはすぐに取り組んでいると思います。
しかし、他に何をすればいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
変革の激しいこの時代に、トップダウン方式の経営では無理だという意見もあります。
そこで、社員1人1人が自ら考え、時代に合った企業を変化させるために、研修を行う企業があります。
その研修では、知識を教えるだけでなく、自分でいろいろ体感することで、「変化が必要なことを認識すること」と「自律型の人材になること」が主なテーマのようです。
主に大企業がこのような研修をしているみたいですが、これらの研修がうまくいく条件をまとめると、以下の7つにしぼられるみたいです。
1、トップが人材育成に執念を燃やす
2、社員に意識改革を強いる役を置く
3、身近に手本となる人物を作る
4、自社の経営課題と向き合う
5、現場にこだわり、現実を直視する。
6、事実を積み上げ、揺るがない理論を作る
7、落第生は出てもいいと割り切る
研修を行う企業が、これらの全てを満たしていたわけではなく、研修がうまくいった企業の特徴をまとめたものみたいです。
7番目にある落第生は出てもいいと割り切るというのは、少し抵抗があるかもしれませんね。
しかし、長年企業の独自の文化がしみついている場合には、変化を起こすような人材にはなりにくいというのも一理ありそうです。
社内で研修をするとなると、手間もかかるし、費用もかかるかもしれません。
しかし、今の状況を変えようとするなら、必要なことなのかもしれませんね。
(上田純也)