「知」の結集 ゆびすいコラム

2023.07.31

医療機関にも自動精算機導入で業務効率化

自動精算機とは、患者様(利用者やお客様)が一人で精算を完結することが出来る機械のことです。
スーパーやコンビニなど最近は至るところで自動精算機の導入が進められています。
コロナ禍における感染防止などの影響から、キャッシュレス決済(クレジットカード等)の利用率も上昇し、この流れは医療業界にも及んでいます。
今回は医療機関で自動精算機を導入するメリット・デメリットについてご説明します。
 
≪メリット≫
①会計の時短に繋がる
会計がスムーズになり、待ち時間が短くなります。
会計時間の時短により、患者様の満足度向上につながることが考えられます。
②人員配置が楽になる
患者様が自動精算機を利用して一人で会計を済ませることが出来るようになると、会計業務に関わる人員削減が可能です。
③外国語対応機器であれば外国人対応がスムーズに
英語等の外国語に対応機能がついた自動精算機があれば、受付スタッフは会計業務を自動精算機に任せることができます。
表示をみればいくら支払えばいいかわかるため、患者様も安心できます。
 
≪デメリット≫
①初期投資及びランニングコストが大きい
自動精算機の価格相場は200万~400万円程度で高額なことが最大のデメリッです。
さらに導入後は保守やメンテナンス費用が必要になり、月額3万~5万円程度の費用が発生します。
②連携の接続費用が掛かる場合がある
電子カルテやレセコン等と接続可能な機器を導入する場合は、さらに連携コストが発生します。
 
 
自動精算機は医療現場でも需要が高まってきています。
導入することで精算時間の短縮、人材不足の解消や人件費の削減など業務効率化に繋がります。
ただし、その反面で高額な費用が発生する等のデメリットにも着目しなければなりません。
自動精算機に関するコストパフォーマンスのシミュレーションなど、お困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
 
医療介護専門部 山下裕太
 
 
医 業