眉間の中央のことを「印堂」と呼ぶそうです。古来から、プラスエネルギーの集まる場所とされていました。
実際に武術の世界でも、気力の集中点である印堂を狙うことにより、一撃でダウンさせる技があるそうです。
あの宮本武蔵も実戦的剣術修行の極意として、印堂の使い方に言及しています。そこで、「体は自然体にして、気力を印堂に集めて敵に相対せよ」と言っているそうです。
ヨガでは印堂をチャクラ(エネルギーセンター)と位置づけ、第3の目とも呼んでいるそうです。印堂は気力だけではなく、直感力・洞察力・精神性の高さを司る場所ともされていて、かなり重要視されています。
仏像の眉間の中央に丸いしるしがあったり、宝石が埋め込まれているのは、このためだそうです。
昔の人は、眉間が黒ずんで力のないように見える顔を破相と呼びました。破相の人は不運な人生を歩むとされ、嫌がられます。
反対に、印堂がきれいで、光り輝いている人は幸運に恵まれるとされていたそうです。
仮に印堂がくすんでいる時は、眉間の中央をマッサージするか、笑顔を作るよう心掛けると破相が消えていくそうです。
また、印堂は、目の疲れ・頭痛・鼻炎・蓄膿症などのツボでもあります。よく眠れない時も、印堂をマッサージするといいようです。
現代でも「面構えがいい」などと言いますが、印堂が影響しているのでしょうか。輝いた印堂が、面構えをよく見せるのかもしれません。
「いい面構え」は、「いい仕事」を呼び込むかもしれません。どの程度効果があるかわかりませんが、参考にしてみてはいかがでしょうか。
第一印象はほとんど外見で決まります。印堂で変えられるかもしれませんね。
(上田純也)