高齢化が進む中で、このような意見があるそうです。
「選挙権にも定年を導入したらどうか。」
なぜ、このような意見があるのでしょうか?
高齢化が進むほど、全体的に若者の割合が減ります。つまり、選挙権の多くの割合を高齢者が占めます。
そうなると、若者の声は政治に反映されにくくなります。
そのため、高齢者の選挙権をある程度の割合に留めるために、選挙権を定年にするという意見があります。
確かに、1人1票なので、割合の多い世代の意見が反映されやすいのは事実だと思います。
また、高齢者の方が政治に関心が高いため、投票率が高いということもあります。
若者と高齢者では、政治的な問題で気になる点に差があると思います。
若者は年金をいくら払うかを気にしますが、高齢者はいくら受け取れるかを気にするかもしれません。
しかし、選挙権は国民に与えられた権利であるため、実際は定年制にすることは難しいみたいです。
選挙は国の方向を決めるものなので、全世代が納得できるものでなくてはなりません。
特定の世代の意見しか通らなければ、国としては間違った方向に進んでしまうかもしれません。
若者に限らず、全世代の意見が等しく反映される制度を考えなければならないのかもしれませんね。
(上田 純也)