「知」の結集 ゆびすいコラム

2014.01.17

戦略的思考

寒い日が続いておりますが、皆様元気にお過ごしでしょうか? 私は新年が明けて早々にインフルエンザを発症してしまいました。

お正月明けのすぐの連休全てを寝込んで台無しにしてしまい、今年は散々なスタートになってしまいました。。。

皆様もインフルエンザにはくれぐれもお気を付け下さい。

さて、平成26年がスタートして間もないですが、皆様は今年の目標は既に決めましたか? 私は事前に決めた5年先の中期目標を基に、毎年1月に今年1年の目標を必ず3つ決めることにして、12月にその反省をすることにしています。

本来は、10年程の長期視点の計画があり、そこからブレイクダウンして5年程の中期視点の計画があり、またそこからブレイクダウンして1年視点の短期計画があるべきなのですが、10年先まではなかなか考えられないというのが正直なところです。

皆様はいかがでしょうか? 日本人は特に中長期的なスパンでの思考(いわゆる戦略的思考)が苦手だと言われています。

欧米人は、「10年後の自分がどうなっているか?」という問いに対して、明確に答えられるといわれています。

確かに、昔から地震や台風といった自然災害が多く、先の事はどうなるか分からない、最後は自然に身を任すしかないという風潮・国民性が中長期的視点での思考を育まなかったのかもしれません。(これは一方で日本人の「潔さ」といった美徳にもなっているとも思いますが。) ただし、中長期的な思考を苦手と言って片づけてしまうのではなく、「考える」訓練で少しずつでも改善できると考えます。

はじめは漠然としたものでも構わないからとりあえず考えてみる、イメージしてみる。

私も、中長期視点で物事が考えられるように普段から意識して取り組もうと思います。

中長期視点の思考を鍛えることによって、会計処理、税務処理などの「処理」面に関する対応だけでなく、事業戦略、事業計画といった将来の事業運営に関することについても積極的にお客様と一緒に考え、お役に立てるように努力していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(佐藤 大地)