2025.09.10
最近、「スキマバイト」や「スポットワーク」といった言葉を耳にする機会が増えてきました。
面接や履歴書が不要で、アプリから簡単に申し込める手軽さに加え、必要なときだけ人材を確保できるという特徴があり、求職者と企業の双方にとって魅力的な仕組みです。そのため、近年急速に利用者が増加しています。
「そんな働き方で本当に稼げるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、一般的なアルバイトの平均時給が1,294円であるのに対し、スキマバイトの平均時給は1,176円という調査結果があり、大きな差は見られません。
また、多くのスキマバイトアプリには一つの企業に対する年収制限が設けられていますが、複数のアプリに登録して掛け持ちすることで、高単価のスキマバイトで高収入を得ている人も存在するようです。
給与を支給する企業側の注意点は源泉徴収票です。ある人が複数のアプリを通じて同じ企業にバイトを申し込み、合計50万円超の給与を受け取った場合、企業は給与所得の源泉徴収票を税務署に提出する必要があります。
複数のアプリ経由で同じ人に何度も働いてもらった場合には、その人に全てのアプリを通じてどのくらい給与を支払ったのかを把握しておきましょう。
働き方が多様化している現代において、企業側にも状況に応じた柔軟な対応が求められる時代になっているのかもしれません。
堺事業部 西井
