「知」の結集 ゆびすいコラム

2026.02.06

相続税の最新動向について(令和6年分)

先日、国税庁から「令和6年分 相続税の申告事績の概要」、「令和6事務年度における相続税の調査等の状況」が公表されました。

ここでは、令和5年分と比べながら、ポイントをわかりやすくご紹介します。

 

相続税の申告状況はどう変わった?

まず、相続税の申告に関する主な数字を見てみましょう。

・亡くなられた方の人数

 約157万人 → 約161万人(前年比101.9%)

・相続税の申告が必要だった方の人数

 約15万6千人 → 約16万7千人(前年比107.1%)

・相続財産の合計額

 約21.6兆円 → 約23.3兆円(前年比108.1%)

・申告された相続税の合計額

 約3.0兆円 → 約3.2兆円(前年比108.0%)

これらの数値は、いずれも過去最高となっています。背景の一つとして、令和6年に行われたマンション評価方法の見直しが、相続財産の評価額に影響した可能性があると考えられます。

 

相続税の税務調査は増えている?

次に、相続税の税務調査についてです。

・実際に行われた調査の件数

 8,556件 → 9,512件(前年比111.2%)

・重いペナルティ(重加算税)が課された件数

 971件 → 1,065件(前年比109.7%)

・申告漏れと指摘された財産額

 約2,745億円 → 約2,942億円(前年比107.2%)

・追加で納めることになった税額(加算税含む)

 約735億円 → 約824億円(前年比112.2%)

相続税の調査は、申告額が少なすぎる可能性がある場合本来は申告が必要なのに、申告されていない場合などを中心に行われています。

無申告のケースに対する調査件数自体はやや減っていますが、
追加で課された税額は増加しており、過去最高額となっています。

 

相続税は「一部の人の話」ではなくなっています

このように、相続税の対象となる方は年々増えており、

「自分には関係ない」と言い切れない時代になってきました。

相続について「将来どのくらい税金がかかるのか不安」、「何から準備すればよいかわからない」と感じている方は、早めに専門家へ相談することが大切です。

相続にご不安やご関心がある方は、ぜひ ゆびすいの担当者までお気軽にご相談ください。

 

税理士法人ゆびすい 相続専門部

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