前回は色の持つ特徴を中心にお伝えしましたが、今回はそれを踏まえ、具体的にどのようなことをすると印象がよく見えるのかお伝えしたいと思います。
主に2つの点についてお話しします。
1つ目は、目線を意識するということです。
ビジネスの場での交渉や打ち合わせなどで対面のときは、人の目線は全体よりも指先にいくことが多いそうです。なので、ボールペン・手帳など、小物に自分に似合う色・主張する色を取り入れてみるのも1つの方法です。
また、人の目線は服装より、メガネ・カバン・靴などのポイントに注がれるそうです。ちなみに、細く見られたい人は、目線を上下させればいいそうです。反対に、目線が左右に動くと太って見られるそうです。ということは、髪型や靴などにポイントを置き、目線が上下に動くように気を配ることが大切です。
2つ目は、体型を意識するということです。
誰しも1つや2つコンプレックスを持っているものですが、全体のバランスを良くするなら、体型的な特徴は重要です。体型別の基本的なトレンドというのがあるみたいなので、参考にして下さい。
背の低い方
髪の毛、足元、指先など端が目立つようにしましょう。シルエットは逆三角形が良い。男性は襟元が決め手なので、襟元に目線がいくようにネクタイに気を配りましょう。ピンストライプのワイシャツも良い。薄い色は避けて、濃いめのカラーを選ぶべきだそうです。
太目の方
体格のいい太目の方は、素材が重要です。厚手のごわごわした生地、薄くてペラペラの生地は良くないそうです。大柄の模様も良くないみたいです。ヘアスタイルはショートなど小さめにまとめるといいそうです。色は2色程度が無難。細部に気を配り、着衣にゆとりをもたせるといいそうです。
首の短い方
Vゾーンが決め手。襟元の開いた服がおすすめで、丸襟よりVネックがいいそうです。ハイネックはNG。男性はネクタイに気配りをするべきだそうです。顔が丸い印象の方は、メガネのフレームも丸型に、とがった印象の方はシャープなフレームに、と顔の形に合わせるといいそうです。
顔の大きい方
肩幅を広く見せる工夫をしましょう。大きさを隠そうとして髪を顔にかけるのはNG。ヘアスタイルは軽く、顔を隠さない方がいいみたいです。ハイカラー・ハイネックは避けて、顔と体のバランスをとることが重要だそうです。
やせている方
チャコールグレーのスーツやブルーのワイシャツなど濃い色がいいそうです。髪はショートが似合い、ネクタイの色は明るくやわらかい色がいいそうです。
以上が、体型的な特徴別の基本だそうです。
もちろん、個々人の好みがあると思います。また、ビジネスではやりにくい部分もあるかと思います。しかし、カラーイメージの専門家によるアドバイスなので、参考にするのもいいかと思います。少しでも印象が良くなれば、それだけビジネスでもプラスに働くことと思います。
自分の顔や体を変えることはできません。それなら、色を使って、印象を変えるというのも選択肢かと思います。会社の外に出るお仕事であれば、なおさら印象というのは大切になるかと思います。これを機に、考えてみてはいかがでしょうか。
(上田純也)