「知」の結集 ゆびすいコラム

2010.03.25

氷点下のビール

ビールの販売が落ち込む中、販売量を増やすため、新たなビールが出てきています。

その中の1つが、氷点下の温度で飲めるビールです。

通常のビールの温度は4?6度ですが、氷点下のビールではマイナス3?0度です。今までよりも温度が低いのは、すぐにわかります。

このビールは、新たに開発されたビールではないため、味は今までのビールと同じだそうです。しかし、温度を低くしたことにより、爽快さ・のどごしが増すと言われています。

科学的には解明されていないそうですが、温度が低くなることで人間の味覚に影響を与えると言われているので、今までとは異なる飲み方ができそうです。

しかし、なぜ氷点下で水分が凍らないのでしょうか? それは、ビールの凝固点が水よりも低いからです。

水は0度で凍り始めますが、ビールはマイナス3度前後で凍り始めます。そのため、氷点下のビールを飲むことが可能なのです。

このビールを開発したのは、ビール業界の低迷を食い止めるためですが、実際に今までのビールよりも、氷点下のビールの方がいいと答えた年代は20代だけみたいです。

若者には支持されているようです。

そのほかにも、50度ぐらいまで温めて、砂糖やシナモンを入れて飲むビールもありますので、ビールの種類も色々あります。

ビール会社も、様々な手を尽くして、市場の低迷を解消しようと頑張っているようです。

人気商品を開発できるかどうかが、低迷脱出のカギになりそうですね。

(上田純也)