「知」の結集 ゆびすいコラム

2010.08.10

水毒

「水毒」とは、東洋医学で夏バテの原因の1つと考えられているものです。

具体的には、体の水はけが悪くなり、水分が停滞した状況を指します。

人体の70%程は水分なので、体の水分代謝がうまくいかなければ、様々な問題が発生すると考えられています。

それが、疲労感や食欲不振などの夏バテとされています。

それでは、この「水毒」を解消して、夏バテを防ぐためにはどうすればいいのしょうか? 答えは、気持ちのいい汗をどんどんかくことです。

スポーツをして、汗をかいた後に爽快感があるのは、水毒が解消したからとも言われています。

また、普段デスクワークをしている人は下半身に水がたまりやすいそうです。

そのため、ウォーキングをした後に、ぬるめのお湯で半身浴をすることが、夏バテ解消に効果的みたいです。

汗をかいた後は、十分に水分補給することも重要です。

働いていると、どうしても運動不足になり、汗をかく機会も減ってしまいます。また、エアコンがあることでも、汗をかく機会が減っています。

しかし、猛暑の中で運動するのも過酷です。

夏バテを防ぐためにも、「うまく汗をかくこと」を考える必要がありそうですね。

うなぎを食べるなど、食事で夏バテを解消する方法もあります。しかし、経済的に負担になるおそれもあります。

自分に合った方法で、夏バテを乗り切りましょう。

(上田 純也)