「知」の結集 ゆびすいコラム

2011.02.01

景気楽観論

世界経済の先行きに楽観論が広がっています。

アメリカの株式市場は上昇基調で、2年7カ月ぶりの高値をつけています。

株高の要因としては、オバマ大統領が決断した減税の延長です。

また、年末商戦の好調なども後押ししているようです。

日本の株式市場も外国人投資家の買い注文が多くなってきているようです。

そのため、日本にも景気回復への期待が膨らんでいます。

景気を表す経済指標も改善しているものが目立ちます。

また、雇用も海外での事業拡大を見込んで、増えることをが期待されています。

しかし、景気へのリスクが無くなったわけではありません。

中国は資産バブルやインフレの懸念があります。

ブラジルも利上げが止まらない状況です。

今後、円高が再燃するようなことがあれば、また国内の景気は低迷するリスクが高いです。

多少、今後の景気が上昇したとしても、生活に影響が出てくるのは、まだ先になりそうです。

しかし、そろそろ景気が良くなってもいいように思います。

今までがんばってきた中小企業も多いので、この不況も、もう少しだと思いたいですね。

(上田 純也)