「知」の結集 ゆびすいコラム

2012.09.27

公務員ドラマ

公務員を題材にしたドラマや映画って 人気ありますよね 警察・・踊る大捜査線、太陽にほえろ他多数 消防・・め組の大吾、RESCUE 海上保安庁・・海猿 等々・・・ 税務署に関するものもたくさんあります。

最近では トッカン(特別国税調査官) 税務調査官・窓際太郎の事件簿 査察部門では マルサの女 ナサケの女 トッカンや窓際太郎はなかなか面白いですね (税理士事務所で働く側の人間として言って いいかは別として)調査官が悪質な税金滞納者 や脱税者を暴いていく様を見ていて痛快に 感じたのは、子供のころにヒーローものを 見て喜んでいたそれと同じなのだと思います。

公務員もののドラマは、普段見えない公務員の 内情や、日本人好みの勧善懲悪的なところが、 人気の秘訣なのでしょう では、実際の税務署職員がヒーローかどうか という点は不明です。

どちらかというとマイナスイメージの方が強い のではないでしょうか? 一般的な税務調査で追加課税されることが、 勧善懲悪とされると納税者は憤怒するでしょう そこで、この度税務調査のあり方について、 納税者の理解と協力を得ることに努めるという 目的のため、一定の改正がされました。

従来と比べて大幅には変わっていませんが、 申告書に計算誤りや、書面添付のミス、税法の 適用誤りがあると思われた場合に、納税義務者に 自主的な修正を要請するものは、調査による修正 に該当しない点が変わった点ではないでしょうか? つまり、従来調査により修正を求められた ものは、調査による修正として、過少申告 加算税が課せられていました。

今回の改正後は、自主的修正を要請し、それに 答える形での修正申告には、この加算税が賦課 されないとのこと。

この改正は平成25年1月1日以降の調査に 適用されるとのことですが、 トッカンのグー子、窓際太郎のように、 納税者に歩み寄るような調査がされるように なってほしいものです (辻本匡範)