「知」の結集 ゆびすいコラム

2012.12.19

今年の漢字は…

 平成7年より毎年12月12日(漢字の日だそうです)日本漢字能力検定協会がその年をイメージする漢字一字を公募しその中で最も応募数の多かった漢字一字をその年の世相を表す漢字として京都の清水寺で発表されます。

今年の漢字は「金」でした。 ロンドンオリンピックでの過去最多のメダルラッシュや932年ぶりに全国的に観測された金環日食など「金」にまつわることの多い年でした。

ちなみに「金」は平成12年(シドニーオリンピック開催等)にも選出されており2度目の選出となりました。

   では、日々読み書きしているこの漢字 いつ頃から使われるようになったのでしょう?    8世紀に編纂された「古事記」「日本書紀」によると4世紀末に朝鮮半島は百済から王仁博士が論語10巻・千文字1巻を携え渡来し日本国に儒教を伝えたと記され漢字を伝えたとされています。

 この王仁氏のお墓が大阪府枚方市にあり近くの小学校に通っていた私は漢字を習う1年生の時 担任の先生から「漢字を伝えた王仁氏のお墓の近くで漢字を学びます。がんばりましょう」と言われました。漢字テストのたびに「王仁氏め…」と思ったものです。

 来年はどんな漢字が選出されるのでしょうか?