マイホームを購入する世代にとって、消費税率の引き上げは非
常に痛い話である。
マイホームを購入する世代は25歳から40歳の世代に集中し
ており、全体の約65%を占めている。
その理由は、「賃貸では家賃がもったいない」「家が狭くなっ
た」「子供が出来た」が主となっており、子育て世代がマイホ
ームを購入することがよくわかる。
当然といえば当然の話だが、やはり自分の周りを見てもその傾
向が強い。
では、価格帯はというと、土地を除いて建設費2,500万円から
3,000万円が多い。(住宅情報サービス「HOME’S」調べ)
消費税率の改正を目前にして、上記建設費で改正前と比べどれ
ぐらい影響するかというと
8%で 75万円から90万円
10%で、125万円から150万円の増差が生じる。
軽自動車が新車で買えるぐらい変わる。
一般的な子育て世代には大きな差である。
先月に公表された25年度税制大綱では、このあたりの対応策が
若干盛り込まれていた。
住宅ローン減税の拡充である。
適用される借入限度額が、
一般の場合 2,000万円から4,000万円に
認定住宅の場合 3,000万円から5,000万円に
拡充された。
しかし、控除率は以前と同じく1%である。
たくさんローンを組める人にはありがたい話だが、そんなにロ
ーンを組めない人にはあまりありがたい話ではない。
やはり、消費税の増税はマイホーム購入には影響が大きい。
すでに駆け込み需要で材料代上がってきているらしいし・・・
金利上がると大変やし・・・・
はやく建てねば!
(辻本匡範)