「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.02.06

マイホーム計画の障害

マイホームを購入する世代にとって、消費税率の引き上げは非 常に痛い話である。

マイホームを購入する世代は25歳から40歳の世代に集中し ており、全体の約65%を占めている。

その理由は、「賃貸では家賃がもったいない」「家が狭くなっ た」「子供が出来た」が主となっており、子育て世代がマイホ ームを購入することがよくわかる。

当然といえば当然の話だが、やはり自分の周りを見てもその傾 向が強い。

では、価格帯はというと、土地を除いて建設費2,500万円から 3,000万円が多い。(住宅情報サービス「HOME’S」調べ) 消費税率の改正を目前にして、上記建設費で改正前と比べどれ ぐらい影響するかというと 8%で 75万円から90万円 10%で、125万円から150万円の増差が生じる。

軽自動車が新車で買えるぐらい変わる。

一般的な子育て世代には大きな差である。

先月に公表された25年度税制大綱では、このあたりの対応策が 若干盛り込まれていた。

住宅ローン減税の拡充である。

適用される借入限度額が、 一般の場合 2,000万円から4,000万円に 認定住宅の場合 3,000万円から5,000万円に 拡充された。

しかし、控除率は以前と同じく1%である。

たくさんローンを組める人にはありがたい話だが、そんなにロ ーンを組めない人にはあまりありがたい話ではない。

やはり、消費税の増税はマイホーム購入には影響が大きい。

すでに駆け込み需要で材料代上がってきているらしいし・・・ 金利上がると大変やし・・・・ はやく建てねば! (辻本匡範)