今週2月18日(月)から、
平成24年分の確定申告の受付が始まりました。
提出期限は3月15日(金)となります。
先日、「マイホームを購入するとき、自己資金があっても住宅ローンを組んだ方が得だ」という話をよく聞きますが、
実際のところどうなのかという話題になりました。
①住宅ローンでマイホームを購入した場合の負担
・借入金残高に対する利息負担がある。(現在の最低金利は変動金利で0.775%)
・保証料負担がある。(返済期間にもよるが、一括前払いの場合は約2%)
②住宅ローンによりマイホームを購入した場合の優遇措置
・住宅ローン控除を受けることができる。
(通常10年間に渡り、毎年の年末借入金残高×1%を所得税額から控除可能。)
①の負担と②の優遇措置を相殺して、
実質的な負担を考えると、
住宅ローンが確実に得だとは言えない結果となります。
ただし、住宅ローンは20年~35年間で組むことが多いですが、
住宅ローン控除は通常10年間で終了します。
したがって、自己資金を活用した方が
長いスパンでみたときの負担は減少することになります。
平成26年4月1日以降に消費税が8%になる前に、
マイホームを購入しようと思われる方も多いと思います。
新築住宅の場合は、消費税8%に合わせて、
住宅ローン控除の控除限度額が増額される見込みです。
中古住宅の場合は通常個人間での売買が多く、
その際の消費税は非課税となるため、慌てなくても大丈夫です。
(高田祐一郎)