「知」の結集 ゆびすいコラム

2014.04.22

自動車ユーザーには辛い日本の税金事情

4月1日から行われている消費税増税のため、3月までに自動車を駆け込み購入された方も多いのではないでしょうか。

自動車ユーザーは、「買う」「持つ」「走る」というすべてのシーンで税金を負担しています。

具体的には、 取得段階では自動車取得税と消費税 保有段階では自動車税や自動車重量税 使用段階ではガソリン税、軽油取引税、石油ガス税、消費税 などがそれぞれ掛けられています。

日本自動車連盟(JAF)の消費増税前の試算によると、車体価格180万円、車両重量110キロの車を購入し、1リットル159円のガソリン1千リットルで1年間に1万キロ走行した場合、年間で51万300円の税金を負担することになるそうで、これは、欧米諸国に比べると約3.6倍~50倍と極めて過重なものです。

さらに軽自動車への増税も決まっており、平成27年4月以降に新車を購入した場合、現行の7200円から1.5倍の1万800円へと税額が引き上げられます。

また2015年10月からは、消費税が8%から10%へ引上げられる予定となっているなど、さらなる負担増は避けられません。

これからは、今まで以上に街でエコカーや電気自動車を目にすることが多くなるかもしれませんね。

(長谷川 尚紀)