「知」の結集 ゆびすいコラム

2014.12.03

リーダーのスキルの変化

先日参加しました「病医院における人材育成」セミナーの内容のうち、チームリーダーのスキルの変化について紹介したいと思います。病医院だけでなく、一般企業でも使える内容です。

【リーダーのスキルの変化】

従来の俺に付いてこいタイプのリーダーから、 今は一人一人の個性を把握して対応できるスキル(傾聴力+個別対応力)を持つリーダーが、必要な状況へと変化しているようです。

【コミュニケーションの変化】

部下に対するコミュニケーションの取り方も、 コーチング型(メンバーの成長を支援する)コミュニケーションへと変化しています。例えば、 ①スタイル 従来型   :指示する・命令する コーチング型:聴く・質問する ②答えの求め方 従来型   :答えを与える コーチング型:答えを引き出す ③答えの持ち方 従来型   :上司が答えを持っている コーチング型:本人が答えを持っている ④部下の捉え方 従来型   :向上心はなく指示しないと何もできない コーチング型:向上心と自己解決能力を備えている ⑤部下の育成方針 従来型   :一律的視野での育成 コーチング型:個別適正も加味した上での育成 【リーダーがなすべき準備】

チームが成果をあげるためにリーダーがなすべき準備としては、次のことが紹介されていました。

①チームの課題を見極める(何に、なぜ取り組むかの明確化) ②チームの状況やリンケージを動態的(状況と時間的な変化)につかむ。

※リンケージ:チーム外の個人や組織との協力関係や連携 ③周りの人をその気にさせる。

④コミュニケーションを良くとる。

読むと当然のようなことも含まれていますが、 こういったことを日々意識することが人材育成につながるだと思います。

(高田祐一郎)