「知」の結集 ゆびすいコラム

2015.04.08

マイナンバー制度

みなさんはマイナンバー制度という制度を聞かれたこと があるでしょうか。

以前にもこのブログに書かせていただいたのですが利用 開始の時期が近づいてきておりメディア等でも目にする 機会が増えてきました。

内閣府が全国20歳以上の日本国籍者を対象に実施した 世論調査によると、内容まで知っていたは28.3%、 内容は知らないが言葉は聞いたことがあるが43.0%、 知らなかったが28.6%という結果でした。

マイナンバーとは、国民1人ひとりがもつ12桁の個人番号 のことです。

法人には法人番号が通知されます。

マイナンバーを付与することにより、効率的に情報を管理し、 個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用 されます。

具体的な活用場面としては、 ・税務当局に提出する確定申告書、届出書、調書などへの記載 ・年金の資格取得や確認、給付 ・被災者生活再建支援金の支給 等々 制度の開始は平成28年1月からで社会保障・税・災害対策の 行政手続きでマイナンバーが必要になります。

この利用開始に伴い民間事業者も、税や社会保険の手続きで、 従業員などのマイナンバーを取り扱うことになります。

罰則も規定されており、マイナンバーは法律で定められた事務 以外には利用することはできないとされています。

個人情報を取り扱うことになりますので情報の漏えいや誤用 といったことには十分注意が必要です。

そのため、事業者は個人情報の適正な取扱いのために、組織的 安全管理措置を講じなければならないとされています。

マイナンバー制度開始まで1年もなくなりましたが、対象業務 を洗い出したうえで組織として事前の準備と対応方法の検討を 行うことが大切になってきます。

小田上卓矢