「知」の結集 ゆびすいコラム

2022.01.17

東京証券取引所の市場区分の見直し

 令和4年4月4日から東京証券取引所の市場区分が見直されます。
 
(現状)
・市場第一部(東証1部)
・市場第二部(東証2部)
・マザーズ
・JASDAQ
以上、4つの市場があります。
  ↓
(見直し後)
・プライム市場
・スタンダード市場
・グロース市場
以上、3市場に再編されることになります。
 
 今回の見直しは、平成25年に東京証券取引所と大阪証券取引所が統合された際の市場構造を現在まで維持してきたことによる課題解消を目的にされています。日本取引所グループは、以下の2つの課題を挙げています。
①各市場区分のコンセプトが曖昧であり、多くの投資者にとっての利便 
性が低い。
②上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが十分にできていない。
 
これらの課題を解消するために新しい市場区分に移行することになりました。上場企業は新しい市場区分ごとに設けられているコンセプトや上場基準から、どの市場が最適かを選択し、新しい市場区分に移行することになります。
 
 今回の見直しにより、市場第一部から最上位のプライム市場に移行する企業は、全体の8割強の1,841社となりました。
こちらの情報は、日本取引所グループのHPに公表されていますので、ご興味がある方は、ご一読ください。
 
堺事業部 中野
 
 
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