会社は変化します。
ここでいう変化とは何も、「思い切った事業転換」だとか流行りのカタカナ語の経営方式の導入といったような意味での変化だけではありません。
10年を振り返ってみれば。
取引先が10年前とまったく同じという会社は少ないのではないでしょうか。
取扱商品が変わり。
社員が入れ替わり。
社員が成長し。
パソコンを導入し。
借入金の額が変わり。
本店所在地が移転し。
税法や労働法が変わり。
10年の間には、社長自身の経営に対する価値観も変わっているかもしれません。
こう考えると会社というのは、存在する限り変化し続ける存在だといっていいでしょう。
結果として、10年前と貸借対照表(数値にあわられるもの)は同じでないはずですし、目に見えない社風や企業文化も変わっているはずです。
日々の変化を実感することは難しいですが、会社自身が変化そのものだと考えると、毎日何か発見があるはずです。
(税理士:白井一馬)