「知」の結集 ゆびすいコラム

2009.07.24

意思決定について

トップマネジメントにとって一番重要な仕事といえば意思決定です。会社の経営に対して多くの不確定要素がある中で、正しく経営判断を下すことです。

しかし、日々の業務の中で、社長にとっては意思決定の連続です。

そこで、この意思決定のコツについてお話ししたいと思います。

つまり、どのようなプロセスで意思決定が行われているかを知ることです。

まずは、現状を客観的に分析して、何が問題なのかを明確にする必要があります。次に、明確化された問題の解決策を列挙します。その後、各解決策を評価し、評価した選択肢の中で、最も問題解決に適した策を決定し、最後にその判断の評価を行います。

つまり、「現状分析→問題把握→解決策の列挙→解決策の評価→意思決定→決定の評価」という6つのプロセスによって、意思決定が行われるということです。

常に、この6つのプロセスを意識して意思決定を行うようにすれば、自然と意思決定の質が向上するでしょう。

(中小企業診断士:山本 淳一)