「知」の結集 ゆびすいコラム
2009.07.28
日焼け止め市場
梅雨が長引いて、夏らしい日は少ないですが、梅雨が明けたら本格的な夏です。
夏になって気になるのは、強い日差しです。特に女性にとっては美白を保つのが難しい季節です。そこで、頼りになるのが日焼け止めです。日焼けするのを防ぐだけでなく、紫外線からも肌を守ってくれます。この日焼け止めも多種になってきているようです。
日焼け止めといえば、白濁液を全身に伸ばして使うというのが一般的かと思います。しかし、最近では、「ジェルタイプ」や「スプレータイプ」なども販売されているのだとか。
ジェルタイプでは従来の物よりも伸ばしやすく、軽い使用感があります。
スプレータイプでは、手を汚さずに気軽に使える、背中やストッキングの上からも使えるというメリットがあります。OLさんに人気みたいです。
このような新商品のおかげもあってか、ある調査会社によれば、日焼け止め市場は2003年から2008年までで1.5倍に拡大しているそうです。
また、日焼け止めは、単純に日焼けを守るだけでなく、紫外線から肌を守るという機能もあります。近年の環境破壊で、紫外線が増加しているそうなので、紫外線から肌を守るという意味で日焼け止めを塗っている方も多いのではないでしょうか。紫外線で皮膚がんになるという話もあるので、予防するのは当たり前なのかもしれません。
日焼け止めには、SPF(紫外線防御指数)というのが記載されていますが、その名の通り、どれぐらい紫外線から守れるかという数値です。
この数値が50を超えるものは、一律50+と表記されるのが決められています。50以下のものは、その数値が記載されます。これは、単にSPFの数値だけで競い合うことよりも、業界が付加価値で競うようにするための措置だそうです。
色々な種類の商品が出てきて、さらに競争は激化しそうですね。
この時期には、制汗スプレーや虫さされスプレーなど色々な種類のスプレーがありますが、一緒に使用しても効果は薄れないのか気になります。
紫外線対策というのは、メタボ解消や体にいいものを食べるなどとは違った意味の健康志向なのかもしれませんね。
(上田純也)