ある関与先様の会社でのことです。
大手企業の子会社を定年退職した人を採用しました。前職での業務はシステム管理だったそうです。
実際に役員とその方を交えて、今後の経理体制の効率化に向けた会議をしました。
事前準備、現場に赴いての問題点の把握、現場に無理のない形でのITの導入、1枚にまとめた会議用の改善提案書などは、単純明快なものでした。また、提案内容はすべて経験に基づいており、さらには、上場企業の子会社を定年まで勤めたこともあり、安心感・安定感があるのです。
感心すると同時に、上場企業の子会社で現場経験を積んだ人物は、中小企業の即戦力には最適なのではないか。そのように感じました。
(税理士:白井一馬)