歴史上の人物、勝海舟についての話です。
勝海舟は、75歳という年齢にも関わらず、冬でも日に当たらず、薄っぺらい服で、座敷に座って、1日中客の相手をしていたという話があるそうです。医者に進められても、特に運動をするわけでもなく、健康を維持していたそうです。当時の75歳といえば、相当な高齢になると思いますが、どうしてそんなに健康だったのでしょうか?
それは、「刺絡(しらく)」という健康法にあったみたいです。刺絡とは、鍼療法の一種で、ツボから悪血(おけつ)を抜く方法だそうです。
悪血とは、血の巡りが悪いため、不純物や老廃物が溜まったものです。
だから刺絡とは、要は、今で言う鍼治療の1種で、体のツボから不純物・老廃物を取り出すことです。これをすることで、血液循環が良くなるそうです。
勝海舟は、その刺絡をするのが日常だったみたいで、これが勝海舟の健康法だったそうです。
刺絡は、素人にはできないですが、代わりの方法もあるみたいです。
それは、マッサージです。具体的には、手足の指先をよく揉むのがいいそうです。
手足の爪の生え際の角あたりには「井穴(せいけつ)」という重要なツボがあるそうで、これを刺激することで血液循環が良くなったり、免疫力も高めるそうです。
手足の指を1本1本揉むことで、井穴は刺激されるので、1度試してみてはいかがでしょうか?
風邪、インフルエンザなどにかかりやすい季節ですし、年末で気が抜けて病気にならないように、免疫力を高めるのにいいかもしてませんね。血液の循環がよくなれば、体もポカポカしてくるそうなので、この季節にはうれしいことです。忙しくて運動できなくても、これぐらいならできそうですね。
(上田 純也)