「知」の結集 ゆびすいコラム

2010.06.24

参議院選挙にかかる費用

7月に迫った参議院選挙ですが、選挙にかかる費用をご存じでしょうか? 選挙費用の内訳は、事務所の家賃、電話番などの人件費、チラシ作成費用など多岐にわたります。

これらを合計すると、ギリギリで3,000万円、普通は6,000万円ぐらいかかるそうです。

資金力のある候補者は数億円をかけたりする場合もあるみたいです。

必ずしも資金力がある候補者が当選するのではないでしょうが、もし資金力があるなしで選挙の結果が決まることがあるなら、残念な気がします。

もちろん、党本部や県組織から費用は援助されるのですが、それでも多額の費用を個人で負担しなければなりません。

このように大きな金額が動くの選挙なのです。

しかし、参議院には解散がないため、当選すれば6年間は議員としての地位を保つことができます。毎年何千万というお金が入ってくるため、選挙費用は元が取れるという意見もあります。

現実的には、選挙をできるほどお金を持っている人しか立候補できないのが現状のようです。数百万や数千万というお金を払えるような人はごく一部の方だけでしょう。

使えるお金の金額が違うと、感覚も違うことが多いので、国会議員は感覚が違うのではと思ってしまうのも無理ありませんね。

お金の使い方が不透明な部分もありますので、今後は透明な収支が国民にも見えるようにしてほしいですね。

そろそろ選挙の入場券が届くころかと思いますが、この券にも多額の資金が使われていると思います。無駄にしないためにも、選挙に行くことが必要かもしれませんね。

(上田 純也)