中小企業にとって、苦しい状況が続いています。
経費の削減にも限界があり、これ以上無理だという企業も多いでしょう。
それならやはり、売上を上げるしかないという考えが浮かびます。
そこで、市場開拓の6つのポイントについて整理してみます。
1、脱下請け
下請けではなく、直接ユーザーにアプローチする方法です。人権費の安い中国等への外注が多くなる中、下請けの仕事は減っています。そのため、自ら市場を開拓していくのです。
2、提案型営業
仕事をもらうのではなく、提案します。お客様のニーズを見つけることが必要なので、社員教育等が求められます。
3、差別化
地域、顧客ごとに違う需要を見つけ差別化を図ります。価格以外で差をつける方法です。
4、市場の編集
「商品」と「顧客層」と「地域」の組み合わせを変えます。市場はこれら3つの組み合わせでできているので、組み合わせを変えるだけで違う市場になります。
5、海外市場への進出
海外に進出します。縮小する日本市場ではなく、海外の市場を狙います。海外では新たなブランド力がつくかもしれません。
6、全員参加経営
従業員全員で経営に取り組みます。資金力の乏しい中小企業が頼りにできるのは人材です。いろいろな人の知恵を出し合うことで、企業がよりよくなります。
どれも簡単にできることではないですが、やることに意味があることばかりです。
企業の業種等によっても、合う合わないはあるでしょう。
しかし、何かにチャレンジする時には、検討してみる価値はあります。
(上田 純也)