「知」の結集 ゆびすいコラム

2011.05.02

自販機による節電

石原慎太郎東京都知事の発言により、自販機業界が困惑しています。

演説で、自販機が電力浪費だと発言したことが原因です。

実際、自販機の数は限りなく、いつでも電気を消費しているのは事実です。

しかし、現在の自販機の多くは、午後1?4時に冷却を停止する機能が搭載済みだそうで、消費電力も従来の半分以下になっているそうです。

こうした、努力とは関係なく冷却機能を午前10時?午後9時に停止させる法案ができそうです。

電力を止めれば、飲料を冷やすことも温めることもできません。だれも自販機では買わくなるかもしれません。

飲料業界もさらなる自販機の電力カットを発表していますが、今後どうなるかわかりません。

実現されれば、自販機に関わる企業の業績悪化は確実でしょう。

電力不足の問題は深刻ですが、解決策はまだ決まっていません。

何かを抑えないといけないのでしょうが、何を抑えるかが問題です。

影響ができるだけ少なくなる方法が求められています。

自販機は限りなく多いので、この電力をカットすれば大きな節電になることは納得です。

また、自販機がなくてもコンビニ等が多くあるので、利用者からするとあまり影響はないのかもしれません。

しかし、多く設置することで利益を増やしている企業にとっては、死活問題です。

落とし所を探るのか、強硬するのか、難しい選択ですね。

(上田 純也)