東日本大震災以降、ますます中小企業の業績が悪化しています。
毎月毎月の資金繰りではなく、
その日その日の資金繰りで苦労されている会社も多くなってきています。
資金繰りもとても大事ですが、
赤字が継続すれば、いずれ経営が成り立たなくなってしまいます。
それでは、「どれくらいの売上を確保すれば、黒字化できるのか?」
このラインを知る方法が損益分岐点売上高です。
損益分岐点売上高は、次の算式で算出することができます。
固定費÷(1?変動費率)
固定費とは人件費や事務所家賃等の売上にかかわらず、
固定的に必要となってくる経費です。
通常、販管費の大半が固定費です。
変動費とは売上に連動して増加する経費であり、
売上原価等が該当します。
変動比率は「変動費÷売上高」で求められます。
経費を固定費と変動費に分類すれば、
損益分岐点売上高は簡単に求めることができますので、
今後の経営計画を策定する上で、
損益分岐点売上高を算出されてみてはいかがでしょうか?