今年も残すところあとわずかになってきました。
年末年始は仕事が忙しくなるシーズンではありますが、
忘年会・新年会への参加も忙しくなるシーズンですね。
そこで忘年会について、少し留意点があります。
忘年会は日本独特の行事で、一年の労をねぎらうため
に広く一般的に行われています。
したがって、企業が忘年会を開いた場合の飲食代は
福利厚生費として、損金になります。
しかし、社内の行事ですから、役員・使用人の全員を
対象にしないといけません。
よって役員のみ、一部の使用人のみといった、特定の者
だけの忘年会費用は、一人当たり5,000円以下の
飲食代であっても、交際費等として扱われ、その全額又は
一部の金額が損金として扱われません。
もちろん、参加者が個人的に行った忘年会費用を会社が
負担した場合は、福利交際費に該当しませんし、その
参加者が役員である場合は役員賞与として取り扱われ
て損金にはなりません。
飲みすぎには注意しましょう。