「知」の結集 ゆびすいコラム

2011.11.18

忘年会での飲食代について

今年も残すところあとわずかになってきました。

年末年始は仕事が忙しくなるシーズンではありますが、 忘年会・新年会への参加も忙しくなるシーズンですね。

そこで忘年会について、少し留意点があります。

忘年会は日本独特の行事で、一年の労をねぎらうため に広く一般的に行われています。

したがって、企業が忘年会を開いた場合の飲食代は 福利厚生費として、損金になります。

しかし、社内の行事ですから、役員・使用人の全員を 対象にしないといけません。

よって役員のみ、一部の使用人のみといった、特定の者 だけの忘年会費用は、一人当たり5,000円以下の 飲食代であっても、交際費等として扱われ、その全額又は 一部の金額が損金として扱われません。

もちろん、参加者が個人的に行った忘年会費用を会社が 負担した場合は、福利交際費に該当しませんし、その 参加者が役員である場合は役員賞与として取り扱われ て損金にはなりません。

飲みすぎには注意しましょう。