「知」の結集 ゆびすいコラム

2012.08.02

税やお金に関する書籍で興味を引く内容とはどのようなものでしょうか?

先日、書籍に関する会議において検討したところ「相続に関する本」という意見が大多数でした。

そして、相続について書籍を執筆することが決まりました。発行時期等は未定ですが好御期待です。

その事前段階で私自信、一般的に興味を持ってもらえる内容について考えてみたがなかなか思いつきませんでした。やはり「相続」か・・・ 悩んでいた中、妻に相談してみたところ「給料から天引きされている税金や保険についてサラリーマンの奥さんに分かりやすく書いた本が良い!」との助言がありました。

たしかに、日本の教育上税金や社会保険について義務教育で学ぶ機会は無く、社会人になって働くようになっても手取額に目が行き、天引きされている税金や社会保険に気を配ることは少ないように思われます。実際のところ額面収入に対してかなり高い率で天引きがされているのですが。

[例] 収入:30万円  控除:6万円  手取:24万円 このような状況の場合、手取24万円に関心のほとんどが行き、収入30万と控除6万については二の次(もしくは無関心)のケースが多いのではないでしょうか? 実際、私自身もほとんどの月は無関心です。

控除の金額は、健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税・住民税・その他会社独自の項目の合計となりますが計算方法もそれぞれ異なっております。

サラリーマンの夫がこの6万円をがんばって説明すればするほど、逆に「もっと稼げ!」と妻に言われてしまうかもしれません。

(土屋英則)