「知」の結集 ゆびすいコラム

2012.08.21

オリンピックメダリストの報奨金と税金

ロンドンオリンピックが12日に閉幕し20日の凱旋パレードで日本中はまだ余韻に浸っています。

開催中は時差の関係もあり深夜に決勝戦を行っていたので寝不足気味の方も多かったのではないでしょうか。

私もその一人ですが日本代表が出場するたびに応援に力が入りました。

終わってみれば日本のメダル数は過去最高となり金が7個、銀が14個、銅が17個の計38個の76人のメダリストが誕生しました。

私の中ではハンマー投げの室伏選手の銅メダルが印象的でした。

今年で38歳という年齢にもかかわらず独自の練習方法に変化を加えながら第一線で輝き続けそして結果を出す。

その過程を知ると学ぶべきものは多くあります。

自分で限界を決めないことが新記録を塗り替える何よりも大切なことではないでしょうか。

76人のメダリストにはオリンピック委員会(JOC)から報奨金が交付されます。

金メダル 300万円  銀メダル 200万円 銅メダル 100万円 これに対して税金の取り扱いはどうなるのでしょうか。

答えは法律で非課税と規定されているので税金はかかりません。

しかし、JOC以外の報奨金については税金がかかります。

例えば、室伏選手なら日本陸上競技連盟から400万円の報奨金が出るようです。

この場合には一時所得となり(400万円―50万円)÷2=175万円に対して課税されます。

このように交付団体により取り扱いが違います。

オリンピックに関してはどの団体からの報奨金も非課税でいいと思うのですが… 日本代表、感動をありがとう!! (野口貴彦)