「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.04.25

奥さんにも税金?!

 アベノミクスの影響で日本の景気も少しは回復してきたようですが、家計の景気はまだまだ厳しい状況が続いています。

 家のローンに、子供の教育費とどんなにお金があっても足りません。最近では『夫婦共働き』も少なくなく、家計の足しにと日中パートにと出かけている奥様方も多いはずです。

ここで一つ気をつけなくてはいけないことが!!  奥さんのパートの収入にはもちろん所得税がかかってきますが、一定額までは実は所得税がかかりません。

 配偶者(奥さん)の収入がパートによる収入だけの場合、パートによって得る収入は通常、給与所得となります、この金額から給与所得控除が最低65万円ですから、この金額を差し引いた金額が総所得となります。

 またさらにこの金額から基礎控除38万円を差し引いた額が課税所得となるわけです。つまり、収入金額がこの65万円+38万円つまり103万円以内であれば所得税はかからないことになります。

 この金額を超えてしまいますと奥さん(配偶者の方)に所得税が課せられ、さらに扶養対象配偶者でなくなるため旦那さんの所得税にも影響が出てしまいます。

家計を助けるためにと働いても、気を付けていないと家族単位の支払所得税の金額を増えてしまうので賢い計算の上で働くことをお勧めします。

(澤田祥太郎)