「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.05.02

マイカーの普及

 今週はG.Wです。例年と違い中三日は学校や会社へ行かなくてはいけない方や、10連休といった羨ましい長期休暇の方々など様々ですが、その休日を使って家族で旅行や里帰りといった方も多いはずです。その際の交通手段として電車や飛行機を利用される方も少なくはありませんが、一番はやはりマイカーのようです。

話は少し変わりますが、自動車産業では近年ハイブリッドカーや電気自動車など、次々と新商品が発表され、テレビ等のメディアでも「リッター○○キロ」などの低燃費を売りにしたフレーズを多く聞き、魅力的で高性能な商品が多くあります。

   しかしここ数年、一世帯当たりのマイカーの普及率は下降傾向にあります。2012年には数年ぶりの若干の所有率上昇がありましたが、それでも絶頂期に比べるとその差は歴然です。特に東京や大阪といった都市では、一世帯当たりの所有率が0.5台と際立って低くなっており、その理由としては、電車やバスなどの交通機関の整備が行き届いているという事も大きい要因ですが、一番は「維持費がかかる」という点が挙げられます。

以前読んだ本にも貯金をするならばマイカーを持たないのが最も有効であるなどと書かれるぐらいです。

 ガソリン代や保険料など思いつくだけでも必要経費は少なくなく、「自動車重量税」等の税金もマイカー所有の維持費の内の一つです。車の大きさによってかかってくる税金の金額も異なりますが、大きいものでは年間最大約75,000円も課されます。保険の見直しのように維持経費削減のために、「環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税の減免措置」いわゆる「エコカー減税」のような手続さえすれば減税が受けられるものもありますので、マイカーをお持ちの方は賢く動いてみることをお勧めします。

(澤田 祥太郎)