「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.06.19

エンディングノートは全世代共通のもの

 エンディングノートは、万が一のことが起きたときに大切 な人へ必要な情報を伝えるためのものです。家族や友人へ の伝言や財産状況、お葬式のことなどを一冊のノートにまと めます。

 遺言書のように法的な効力はありませんが、家族であっても 普段は話しづらい相続のことを話すきっかけにもなりますし、 残された人へのメッセージを自分流にアレンジすることもでき ます。

 各出版社から様々な形式のエンディングノートが出版されて いますが、主に次のような項目が含まれています。

1. 医療・介護 2. 財産・管理 3. 葬儀・お墓 4. 自分史  これまではご高齢者を対象としたもの。終活を始めるための ツールというのが一般的な認識でしたが、最近は若い人からの 関心も高まっています。震災をきっかけに、万が一のことを今 までよりも考えるようになったからです。

 万が一のため以外にも自分史のページを活用して、人生の 思い出をかたちに残していくために利用されている方も多い そうです。

   今までの人生を振り返って、将来のことを考えるためのもの としてみれば、エンディングノートに年齢は関係ありませんね。

(片山 宏晃)