「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.07.17

平成25年分の路線価について

7月1日、国税庁より平成25年分の路線価が公表され ました。

路線価の上昇率のトップ3を大阪府内の地域が独占する という結果になりました。

1位が阿倍野、2位が大阪駅北側、3位が天王寺という ことですが、大型商業施設の開業などが路線価の上昇に 寄与したものと考えられます。

また、前年に比べると大阪府内の路線価の下落地点は 19地点から8地点に大幅に減少しており、近年の活発 なマンション需要が路線価の回復を下支えしている とみられます。

その一方で、同じ近畿地方ではありますが和歌山県では 路線価が著しく下落する結果となっています。

これは、南海トラフ地震による津波など自然災害への 警戒感が現れたものといえます。

このように様々な要因が絡み合い、まず地価が決定され た上でそれに基づいて路線価が敷設されています。

平成27年からは相続税の基礎控除が引き下げられる などの大きな改正が控えており、これに伴って相続税 を納める必要のある方が増加することが見込まれます。

相続財産に土地がある場合、相続時の財産評価は上記 の路線価を基にして計算することになります。

弊社では、財産評価などを含めた相続税の試算を無料で 承っております。また、無料相談会も随時実施しており ますので、ご興味がお有りの方は、是非この機会に弊社 をご利用ください。

(森脇啓明)