7月1日、国税庁より平成25年分の路線価が公表され
ました。
路線価の上昇率のトップ3を大阪府内の地域が独占する
という結果になりました。
1位が阿倍野、2位が大阪駅北側、3位が天王寺という
ことですが、大型商業施設の開業などが路線価の上昇に
寄与したものと考えられます。
また、前年に比べると大阪府内の路線価の下落地点は
19地点から8地点に大幅に減少しており、近年の活発
なマンション需要が路線価の回復を下支えしている
とみられます。
その一方で、同じ近畿地方ではありますが和歌山県では
路線価が著しく下落する結果となっています。
これは、南海トラフ地震による津波など自然災害への
警戒感が現れたものといえます。
このように様々な要因が絡み合い、まず地価が決定され
た上でそれに基づいて路線価が敷設されています。
平成27年からは相続税の基礎控除が引き下げられる
などの大きな改正が控えており、これに伴って相続税
を納める必要のある方が増加することが見込まれます。
相続財産に土地がある場合、相続時の財産評価は上記
の路線価を基にして計算することになります。
弊社では、財産評価などを含めた相続税の試算を無料で
承っております。また、無料相談会も随時実施しており
ますので、ご興味がお有りの方は、是非この機会に弊社
をご利用ください。
(森脇啓明)