「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.09.18

すまい給付金

 すまい給付金とは、消費税増税後の税率が適用される住宅を取得する場合に、その増税による負担を軽減するために現金給付されるものです。

 このすまい給付金制度は、平成26年4月から平成29年12月まで実施され、すまい給付金を受け取るためには、一定の要件(※)に該当し、給付申請書を作成し、確認書類を添付して申請をする必要があります。

 ※新築住宅/中古再販住宅、住宅ローン利用の有無により要件が異なります。

 給付額は、収入に応じて決まります。しかし、持分所有者が複数人いる場合には、給付基礎額に取得した住宅の持分割合を乗じた金額となります。この場合には、所有者それぞれがすまい給付金の申請を行う必要があります。

 たとえば、夫婦が夫名義で住宅を購入した場合には、夫のみがすまい給付金の申請を行うこととなりますが、夫と妻の共有名義とした場合には、夫と妻の二人ともすまい給付金の申請を行う必要があります。

 消費税増税後でも、このような制度を利用して、増税による住宅取得の負担を軽減することができます。住宅の購入を検討されている方は、一度、すまい給付金制度の適用を受けることができるか確認してみましょう。

(天谷 翔)