「知」の結集 ゆびすいコラム

2017.08.30

固定資産税払いすぎていませんか?

以前から固定資産税に課税ミスがあり、税額が修正になったとのニュースをよく見かけます。

総務省の「固定資産税及び都市計画税に係る税額修正の状況調査結果」によると平成21年度~平成23年度の間で、

1,592市町村の内、97%の市町村が誤った固定資産税を徴収していたことが分かります。

修正の内容は、現況地目が反映されていなかったり、評価額そのものに誤りがあったりと様々です。

主に下記のような原因で土地・家屋の課税に誤りが確認されています。
①家屋滅失の未反映
②現況地目の修正
③評価額の修正

④負担調整措置・特例措置の適用の修正

誤りに気付いても、法律上は最長で5年分までの還付しか認められていません。

(自治体の条例により5年以上の還付を行う対応をしている場合もあります。)

固定資産税は、自治体から納付書が送られてくるため、まさか納税額に誤りがあるとは考えずにそのまま納付するケースが大半です。

一度、送られている固定資産税課税明細書をじっくりと確認してみてはいかがでしょうか。

(税理士 天谷 翔)

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