「知」の結集 ゆびすいコラム

2017.09.04

経営者の健康リスク

経営者を取り巻く経営リスクには、景気の落ち込みや、社員の不祥事等さまざまなものがあります。
リスクの中身によっては会社の経営を揺るがしかねないものも存在します。

その代表的なものが経営者自身の「健康リスク」です。

社長自身が自社の屋台骨となっているような企業の場合、万が一社長に何かあって倒れてしまった時にも、

金融機関への借入金の返済、仕入先への支払い、社員への給与、月々の固定費などが待ったなしで発生します。

健康リスクの最たるものは、言うまでもなく「がん」です。
生涯でがんに罹患する確率は、女性は47%、男性は63%で、2人に1人以上の確率で何らかのがんに罹患する可能性があります。

経営者が、がんに罹患した場合、まず復帰を見据えた療養生活があり、当然多くのお金がかかります。また、療養中は経営者抜きで会社を回さなければなりません。

こうした金銭面での不安を軽減する方法の一つが医療保険やがん保険です。

生保と異なり、病気にかかったことによる損害と治療にかかるコストに特化した保障内容は、療養生活の強い味方となるはずです。

何よりまずは、日ごろの健康管理等が大切ですが、一度自分の保険の保障内容を見直し健康リスクへの対策が十分か検討してみるのも良いのではないでしょうか。

税理士 山﨑 裕也

 

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